転移や再発をしない工夫【大腸がんは食生活の変化が大きく影響する】

医者と看護師

食生活の変化が大きく影響

魚のオメガ3に予防効果

病院

直腸がんは日本人の間でも増加していますが、その原因のひとつは食生活が欧米化したことだと考えられています。というのも肉類などに含まれる動物性脂肪を摂り過ぎると直腸がんになりやすいということがわかっているのです。一方、魚類をたくさん食べる人は肉類を多く食べる人よりも直腸がんになりにくいといわれています。その理由は、直腸がんの発症を予防する成分としてオメガ3系脂肪酸が挙げられるためです。オメガ3系脂肪酸にはDHAやEPAなどがあり、これらは魚に多く含まれています。日本人も昔は今よりずっと魚を多く食べていたのですが、現在では肉中心の食事に偏る人が多くなったため、直腸がんにかかる人が増加していると見られています。

結腸よりも手術しにくい

直腸がんは大腸がんに含まれる病気です。大腸は直腸や結腸から構成されているため、ひとくちに大腸がんといっても直腸がんのほかに結腸がんもあります。しかし、結腸がんと比べると直腸がんはより治療の難しいがんであるといえます。それは、直腸のつくりと関係しています。直腸は骨盤に囲まれるようにして存在しているので、そうでない結腸よりも手術がしづらいという問題があるのです。また、上部に位置する結腸と違って直腸は肛門へと続いています。このため、直腸がんの状態によっては肛門付近にまでメスを入れなくてはならなくなります。すると直腸がんの手術が無事に終わったとしてもその後で排泄などの問題が起こる可能性があります。最近ではそうしたリスクをできるだけ減らすためにロボットによる手術も行われています。